ポムポムぽえむ

青、白鋸歯形

旅のお便り(前半)

現在進行形で旅行中ですけど、ブログ日記を更新しちゃうよ。

 

こんにちは、にょろぴです。サマーボーイなのでもう夏が恋しいです。

 

☆0日目(8月29日)☆

横浜駅から高速バスで仙台駅を目指します。

 

☆1日目(8月30日)☆

 朝の5時に仙台に放り出されても8時まで電車に乗らないんで、人生初の朝マックを食べた。目玉焼きが大嫌いなのでマフィンは二度と再び食いたくない。

 

水沢駅到着。人の気配がほとんど無くて田舎みを感じてしまった。ナチュラルソーシャルディスタンス。無料バスに乗って水沢競馬場へ。

 

山に囲まれた自然豊かな競馬場。観客の8割近くは地元のおじいちゃんたち。レースそっちのけで宴会してたりする人もいる。まあ若い人はまずいない。

個人的には、競馬場で生で観戦したのは1月以来だった気がする。やっぱりテレビの前で観るより、砂埃を被ってまで観るレースは迫力が違うね。楽しかったです。(水沢競馬のトータルは)勝ちましたよ、ええ。(新潟2歳Sでブルーシンフォニーが負けたので中央は悲惨だったが。)

トイレに掲示してあった求人の時給が860円でゾッとしました。岩手県最低賃金は790円なのでおかしい話ではないんですけども。

雨に降られながらも、全レース終了。さあ帰ろう。

 

 

そうなんだ

 

いや、知らねえよ。詰んだわ。駅の近くにATMも無い。田舎だもん。

 

払戻金で優雅に焼き鳥食ってたら電車に乗れなくなってしまった。

 

券売機にSuicaを挿入したら「このカードは使えません」と言われた時の衝撃。

 

 

有り金全部突っ込めば盛岡駅の2駅手前まで行けるらしい。それでいこう。

 

 

アルキニスト(散歩を好む者のこと)の本領発揮ですよ。

 

 

 途中で夜飯食べたり、寄り道しながらも23時過ぎに盛岡駅到着。おやすみ(どこに?)

 

 ☆2日目(8月31日)☆

 

予定を変更して盛岡市内散策。

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キャリーケースはコインロッカーにいれようね。本丸まで手持ちはキツい。

 

時間が余ったから2年ぶりくらいのカラオケ行ったりして、そのあと彼女を借りた。(順番逆なのでは?)人生初の快活クラブ。

 

 

 

俺、なにしに岩手まで旅行に来たんだろ。

 

 

俺、ホテルも帰りの電車も予約しないで、なにしてるんだろ。

 

 

俺、21歳にもなって具体的な夢も無くて彼女もいなくて学校にも通えなくて……

 

 

…………。

 

 

いや、具体的な夢はあったけど実現できなくて、彼女はいたけど振られて、大学はコロナのせいで……ってか彼女できないのもコロナのせいだし……

 

 

 

「彼女、お借りします」はそんな旅先で死体と化した俺に容赦のない精神攻撃をしてきた。

 

 

www.youtube.com

 水原 千鶴(cv.雨宮 天) オタクを殺す黒髪ロング美少女。

 

www.youtube.com

 七海 麻美(cv.悠木 碧) オタクを殺す金髪ショート美少女。

 

www.youtube.com

更科 瑠夏(cv.東山 奈央) オタクを殺す八重歯リボン美少女。

 

www.youtube.com

桜沢 墨(cv.高橋 李依) オタクを殺す太眉美少女。

 

 

 

 

 

 

………………………………………………。

 

 

 

 

 

 

この作品、どうしても「ニセコイ」と比較してしまう。というか状況や話の展開のしかたが非常に似ている。

 

声の演技は悠木さんが上手いと思います。東山さんの声で毎日絶叫して(というか初めて真面目に観た深夜アニメはニセコイなのだが)、初めて行った声優ライブが雨宮さんで、高橋さんのお顔をこよなく愛する私が「悠木碧さんが上手い」って言ってるんだから間違いない。(普通に歴が一番長いしその分だけ俺も昔から聴いた声なので)

 

 

 

…………主人公君が割と俺に似てて困っている。

 

・浪人系大学1年生

・6月生まれ 

・初めて付き合った子と別れて現在フリー

・ど う て い (高村光太郎)

 

違うところ

・俺はそんなにシコらない

 

 だからなんだって話なんだが。

 

 

 

 「好き」っていう気持ちを素直に相手に伝えることの難しさ、分かるよ~わかる。

 

千鶴の「女優になりたい」という夢があってそれに邁進する場面、夢を追う人ってのは現実を見ていないっていう不安に駆られる気持ちも分かる。それでも夢を追う人ってのはとても生き生き、キラキラしてて、その純真さに惚れた和也君の気持ちも分かる。そして、他人から夢を肯定された時のそのありがたさ、これも分かる。

 

人間が異性を「好き」になる瞬間って多種多様で、それ自体は尊いものだと思う。

人間が悍ましい存在になるのは、その「好き」が相手に素直に伝えられない、届かない、断られる、その相手にさらに好きな人がいる、その相手は複数人から好かれる、果ては「好きな人が複数いる」、こんな状況のときだろう。

 

突然だが、私がリア充だったころの話をしよう。

 

私には「恋愛の師匠」がいる。私よりも年下なのだが、いわゆる「パパ活」のプロであり、多くのパパに貢がれることで収入を得ている。いま思えば「パパ活」も「レンタル彼女」も似たようなものなんだな。個人でやるか事務所に所属しているかの違いくらいだろう。

んで私が当時好きだった子にどうやったらアプローチできるのかをずっとLINEで相談してた。

……詳しくは思い出せないが、告白して、付き合い始めて、デートした後、叱られた。

「女の子に対する配慮が足りない」「リードすることをはき違えるな」などなど。

そりゃ女性経験無いんだから、当然である。(元カノが師匠に色々言ったらしい。恐ろしい)

後日、その師匠と電車で一緒に帰る機会があった。僕は何気なく、さも当然かのように混んでいる電車の扉横の寄りかかれるところを譲った。相手が男なら僕が先に占領してしまう、あの扉横を、相手が女の子だからという理由だけで譲った。ただそれだけである。が。

 

「気遣い、できるじゃん」「そういうのが女の子への優しさなんだよ」

 

あ~、なるほど?

 

「そういうところをあの子にも見せていこ?」

 

……難しいね。そういう機会が少ないのかもしれん。

 

「〇〇君、身長あるしそういう優しさあるならモテると思うんだけどな~」

 

といって師匠はどこか寂しそうな、薄幸な笑顔を見せてくれた。

 

それは初めて見た、その子の恋する乙女の顔だった。

 

別に誘惑の顔でもない。でも、その瞬間の顔はたぶん誰よりもかわいい顔だった。

 

日頃、パパ活に勤しんでいたことで忘れていた、素直な感情表現だったんだろう。

 

小悪魔的な女はそういう顔を武器に他の男を寝取るし、男も転げ落ちるんだろうな、と思った。

 

……やがて私と元カノは破局した。師匠とも春先に連絡をとったきりだ。

 

 

 

 

 

人を好きになるって、時として罪なことだと思う。

 

でも、その気持ちが純粋なものなら。

 

恋愛において大事なのはコミュニケーション能力と異性と交流した経験だと思う。

 

僕は後者が圧倒的に不足している自覚があるから、この前、女の子をデートに誘ったけど、ダメだった。

 

 

 

「彼女、お借りしないとダメなのか?」

 

 

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本気で、彼女をレンタルしようか悩みます。

 

 

 

おわり。(旅の話は!?)